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2009年3月 2日 (月)

悪人正機(歎異抄)と自殺 -高森顕徹先生のご講演の記憶から-

私(秀)が、悪人正機という言葉を初めて聞いたのは、社会の授業でした。
その時は、ざっくりと、「悪人が救われちゃう」としか習いませんでしたが…。

その正しい意味について詳細に書かれた「歎異抄をひらく」の著者である、高森顕徹先生のご講演の内容を聞く機会がありました。

「他の奴らにはこの糸を昇らせない。俺さえ助かれば!」
という我利我利の心が原因で、結局地獄へ逆戻りしてしまった、罪人カンダタ。

この、超有名な「蜘蛛の糸」を書いた人といえば、芥川龍之介です。
カンダタの心理描写は、芥川龍之介が、深く見つめた自身の内面が描かれているように感じます。
彼の著作は、この他の作品でも、人間の心の奥底の「」を垣間見るような内容が多いですよね。

そのまじめさのあらわれでしょうか。
友人にあてた遺書に「唯ぼんやりした不安」との理由を残し、35歳という年齢で服毒自殺してしまいました。

かわいそうなことです。
彼が、悪人正機について、詳しく知ることができていたなら、どうなっていただろう。
「死のう」なんて結論には至らなかったのではなかろうか。

なぜ、苦しくとも、自殺してはいけないのか?
その答えは、悪人正機にある──

そんなことを知らされるお話でした。

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