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2010年5月26日 (水)

プロフェッショナルの意識。落合博満監督(デニー友利さん)

さて今回もデニー友利さんのお話。これで3回目です。(もう1回くらい書く予定です。)

mobaq中日ドラゴンズへ移って、落合監督のもとで2年間、プレーされましたが、いかがでしたか?

僕は40歳で辞めるって決めていたので、年齢的にもうこれで引退するのは分かっていたので、「選手としてよりも、若手に今までの経験を伝えてくれ」っていうことで。パイプ役ですね、監督やピッチングコーチと選手との間の。
だから僕は試合では投げていますけどそんなに重要なところでは投げていなくて、選手にいろいろ教えたりとか。
でもリーグ優勝して、日本一も経験しましたので、僕としては有難い2年間だったなと思います。

mobaq落合監督は、実際はどんな監督ですか?

落合監督は、しゃべりたがりです。
ものすごく繊細で、いろんなことが分かっているので、マスコミにしゃべって情報が漏れるのも嫌がるし、ヒントを与えてしまって明日の先発投手が分かってしまうのも嫌だし。
監督はマスコミに叩かれるのが仕事だから、「何言っても叩かれるんだったらもう言わない」って決めたんじゃないですかね。とにかくダーティーなイメージがものすごい付いているんで。
「1言うと10帰ってくるから言わない」って感じなんですよね。

選手の前でも、1回も怒らないですよ。
よく、ある監督は、新聞で名指しで「あいつのせいで負けた」なんて言いますが、僕としてはあり得ない話です。
「だったら正面向かって言ってくれよ」って思うし、そこからコミュニケーション取って、「すみませんでした」「こういうことだったら次から使えないよ」って言ってくれた方がいいですよね。
それに対して、落合監督は、怒らない代わりに、新聞でも、”今日は○○のせいで負けた”と分かっていても、絶対に言わないんですよ。
「とにかくプロ選手なんだから、自分で自律心を持ってやりなさいってことで、放任主義の感じがしますね。

その代わり落合監督は、オフシーズンになったら”使えない”選手をスパッと切るので、怖さがあるのは落合監督の方ですよね。
放っておいてくれる代わりに、大人の扱いをしてくれる以上は、結果を出しなさい、出せないんだったら切りますよ」っていうことなんで。
2年間で30数名切られていますからね。

落合監督は、食事会でビール飲みながら、選手と気さくにしゃべりますよ。
ただマスコミの前ではそういうところを見せませんけれど。
中日は、以前(星野監督)はものすごい怖いチームだったんで、”選手にベンチの顔色をうかがうような野球はやらせない”ってことで、怒らないですね。

僕が引退した今でも、野球の話はしますよ。トレードはあるんだろうかとか。
試合前はとにかくずーっと監督の愚痴を聞いているだけですね(笑)。
「いっくらチャンス与えても、分かんねぇ奴は分かんねぇんだよな」って。
「誰ですか?」って聞いても、「見りゃ分かるよ」って言って絶対名前は出さないですけど。
「選手を一回、2軍に落とすんだけれども、1軍に再び上がってきたときに『気づいているかな?』と思って使ってみるけれども、最初に1回は気づいているようなそぶりだけれども、ちょっと調子悪くなるとすぐ”逃げ”の方向に行く。そういう奴は、1年経っても変わんねぇのかなぁ」とか。
監督は、ギリギリまで言うのを我慢しますね。気づかせる
教えることは簡単なことなんですけれど、本人で気づいた方が財産になるので、そういう方向に持っていこうとしますよね。

なるほどflair
さすが、選手としても一流、監督としても一流の落合さん。
本物のプロ精神を見る思いがしますね。crown

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